介護は、利用者一人ひとりの生活に寄り添い、個人に適したケアを行うことが重要です。一方で、人間を生理学的にみると、人体の構造と機能は個人によらない部分が多く、より良いケアを行うためには、生物体としての人間の見方を獲得することも重要です。
たとえば、発熱への介護は、体熱の産生や放熱の仕組みを知らなければならないし、排泄の介護は、直腸や肛門、尿道や膀胱の構造や仕組みを知ることが求められます。
それを生活を整える実践につなげるために、歴史や文化など社会科学の視点も融合させることで、ケアの創意工夫とアイデアの幅がさらに広がり、介護の仕事の専門性と魅力を再認識する機会になると私たちは考えています。
介護の生理学研究会では、いくつかの介護行為について、生理学の視点からケアの実践に至るまでの思考過程を探求します。マネジメントスタンダードプログラム for kaigo等で学んだチームが発表し、審査員が講評します。
また、飯田大輔氏(社会福祉法人福祉楽団 理事長)による講演「介護とは何か?」や審査員によるトークセッションも行います。
10:30 | 開会 |
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10:40 | 講演「介護とは何か?」 飯田大輔氏 |
11:50 | 各テーマの探求 ※途中昼休憩あり |
15:25 | 審査員によるトークセッション |
17:00 | 審査員賞発表 |
社会福祉法人福祉楽団
理事長
ナイチンゲール看護研究所
所長
慶應義塾大学大学院
教授
(認知症未来共創ハブリーダー)
療法人社団悠翔会
理事長・診療部長
一般社団法人高齢者住宅協会
副会長
(SOMPOケア株式会社 取締役執行役員)
高齢者社会をよくする女性の会
理事
(介護給付費分科会委員)
一般社団法人fair
代表理事
株式会社シルバーウッド
代表取締役
介護行為について、生理学の視点を持って探求し、ケアの実践に至るまでの思考過程をそれぞれ募集します。応募の中から選出された数組に、2022年2月19日の「介護の生理学研究会」にて発表していただきます。
▪︎対象者 | 以下の研修等に参加し、介護の生理学について学んだことがある方
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▪︎応募期限 | 2022年1月10日(月) |
▪︎応募方法 | 対象者にお知らせします。 |
▪︎参加費 | 無料 |
▪︎研究発表例 |
「介護の生理学研究会」は、オンラインにて聴講することができます。介護の生理学に触れてみたい方は、ぜひ気軽にご参加ください。
▪︎対象者 | 介護職、介護職を志す学生、介護人材の確保・定着・育成の自治体担当者、介護に興味がある方など、どなたでもご参加いただけます |
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▪︎参加方法 | オンライン(Zoom) ※お申し込みいただいた方にZoom URLをご案内いたします |
▪︎参加費 | 無料 |
▪︎参加申込はこちら |